Monaco-Japon Rencontre Artistique

書家・岡本華翔氏からお話しを頂いたのはちょうど一年前。

フランス額装にご興味をもたれ、時間をかけていろいろ探されたなか、

私の作品を気にいって頂いたとのこと、うれしいです。

 

岡本氏は日本で書家として活動されながら、海外からの仕事の依頼も多く、

グローバルに活躍されていらっしゃいます。

今回、海外へ出展予定の作品3点の額装をご依頼いただき、そのうちの一点が

モナコ国際芸術祭へ出展されました。

 

展覧会に於いても大変高い評価を受けられ、「藝術創造賞」を受賞されました。

フランス藝術協会（A.M.S.C)の「Art Maison 2017」に評論も掲載されるそうです。

 

「書を額装で魅せる」

額装に関してはすべておまかせ頂き、私の感性で好きなように創ってくださいとのこと。

 

書を額装する機会に恵まれることも多く、初めのころはいわゆる「洋」の魅せ方にこだわりました。書を洋風に。色や紙使いにもこだわって凝ったものを創ろうと。

それは作品によってはとても活かされる。でも四角いフレームに収めることで、作品の躍動感を活かせないことも・・。書を額装する難しさを感じました。

そういう時間をへて、少しづつ「書の魅せ方」が自分なりに理解できてきた気がします。

 

今回はほんとうに素晴らしい機会を与えて頂き、私も額装というかたちでお手伝いができたこと、

とても光栄に思います。