私がアンカードルモンと出会ったパリの街角には小さな額装店がたくさんあり、「額装する」ということは日常の中でとても身近な存在です。
特にノエルの頃には、プレゼント用のオーダーが多くお店は大忙しです。
アンカードルモン(フランス額装)が身近にある楽しさ。
私がお世話になった額装店 ”L’eclat de verre” は15区にあり、1階には紙や材料がおいてあり、地下1階にバゲット(フレーム)、そして額装をオーダーすることができます。
私もウインドーに飾る作品を作らせて頂きました。
(写真右側のウインドー下段真ん中のものです。)
店内奥にはサンプル全てのバゲットの竿が置いてあり、バゲットが決まるとすぐに、長い竿をカット、アッサンブル(組み立て)、ガラスカットの作業が行われ、20~30分ほどで持って帰ることができます。それだけ額装は身近なものなんだなと感じました。
こちらは北マレ地区にある個性的なアンカードルモンのお店で、いつも興味津々で覗き込んでいました。
日本では、玄関やリビングに1つの絵が飾られていることが多いですが、欧米では壁一面に絵や写真が飾られています。一見するとごちゃごちゃしているように思いますが、とても調和よく馴染んでいて、観ていると時間を忘れるぐらい楽しいです。
多くを飾ることが無理でも季節ごとに変えるてみたりすると、とても新鮮で気分がリフレッシュします。
日常のなかでアンカードルモン(フランス額装)が身近に。
そんな楽しさをお伝えしていきたいなと思います。
フランス額装家 光山 祥子(C.A.P. Encadreur)
アトリエ "La Boîte à Cadre" 兵庫県芦屋市